光線療法
光線療法
光線療法とは、波長600〜1000nmの近赤外線を身体に照射し、血流を改善し、神経の働きを整える治療法です。
近赤外線は皮膚の表面だけではなく、筋肉・神経・血管などの奥深くまで届いて、痛みの軽減・筋緊張の緩和・自律神経の安定化をもたらします。
痛みの多くは、血流の滞りや神経の過敏化など、組織が酸素不足に陥ることで起こります。
光線療法は体を内側からやさしく温めて血流を整え、酸素と栄養を十分に届け、炎症や神経興奮を穏やかに鎮めます。
薬を使わないため副作用が少なく、妊娠中の方・薬が使いにくい方・高齢の方にも安心して受けていただける治療です。
当院では、最新型のLED近赤外線治療器「スーパーライザーEX」(東京医研製)を採用しています。
この装置は、高精度LED光源を搭載し、波長600〜1000nmの生体深達性に優れた光を安定して照射します。
従来機よりも発光効率が高く、体の深部まで届く光エネルギー量が増加しています。
これにより、より穏やかで持続的な温熱効果と血流改善効果が得られます。
当院ではスーパーライザーEXの中でも、温熱波長(1450nm)を加えた「CHプローブ」を使用しています。
このCHプローブは、照射するとすぐに温かさを感じられるタイプで、近赤外線の深達性と温熱効果を兼ね備えています。
照射中は体表からじんわりと心地よい温感が広がり、血流促進・筋緊張緩和・自律神経のバランス調整を同時に行います。
1450nmの波長によって血管拡張が促され、代謝が活性化し、身体の内側から整うような温かさが感じられます。
星状神経節(頸部交感神経節)や筋膜・関節周囲など、痛みの原因部位に応じて照射部位を調整します。
特に星状神経節照射では、自律神経のバランスを整え、頭頸部や上肢の血流を改善する効果が期待できます。
診察・
カウンセリング
ペインクリニック専門医が痛みの性質や経過を丁寧に伺い、必要に応じて神経ブロックや薬物療法を
組み合わせた最適な治療計画を立てます。
照射部位の決定
痛みの原因や神経走行を確認し、星状神経節・背部・腰部・関節周囲などから
最も効果的な部位を選びます。
治療の実施
1回の照射時間は約10〜20分です。
痛みはなく、照射部位が「じんわり温かく」感じられる程度です。
心地よい温感が身体の奥まで広がり、リラックスして受けられる治療です。
治療後の経過観察
治療後すぐに日常生活に戻れます。
初期は週1〜2回の通院が一般的で、症状が安定すれば間隔をあけていきます。
継続により、痛みの軽減だけでなく再発しにくい体質改善が期待できます。
整形外科や内科で「異常なし。」と言われても痛みが続く場合は、血流や神経機能のアンバランスが痛みの背景にある
可能性があります。
スーパーライザーEXは、そうした“原因の見えにくい痛み”を身体の内側から整える治療法です。
光線療法は、神経ブロック療法の代替・補完療法としても活用されています。
併用することで、痛みの緩和と血流改善を相乗的に高めることができます。
| 光線療法(スーパーライザーEX) | 神経ブロック注射 | |
|---|---|---|
| 方法 | 体外から近赤外線を照射し、 血流と神経機能を整える |
神経近くに局所麻酔薬を注入し、 痛みの伝達を遮断 |
| 作用 | 血流改善・筋緊張緩和・自律神経調整 | 痛みの回路を一時的に遮断し、 炎症を抑える即効性 |
| 痛み | ほとんどなし(温かい程度) | 注射による軽い痛みを伴う |
| 持続 | 血流改善の効果持続時間は、 始めは1〜2日だが、 繰り返し実施することで 効果持続時間が長くなる |
1回でも効果を感じやすいが、 症状によって繰り返し治療が必要 |
| 副作用 | ほとんどなし | 一時的な血圧低下・倦怠感など |
| 適応症例 | 慢性痛・冷え・自律神経症状 | 強い神経痛・急性痛・炎症性疼痛 |
| 適している方 | 注射や薬が苦手な方、 抗凝固薬服用中の方 |
強い痛みを早期に取りたい方 |
スーパーライザーEXは、医療用LED光を使用しており、紫外線をほとんど含まない安全な光です。
副作用はほとんどありませんが、まれに照射部位が赤くなる、ほてるなどの一過性反応が見られることがあります。
次の方は事前にご相談ください。
光線療法(スーパーライザーEX)は、深部の血流改善と神経機能の正常化を同時に行う、体にやさしい治療法です。
当院ではペインクリニック専門医監修のもと、スーパーライザーEXを用いて、痛みの根本にアプローチし、身体の内側から整える治療を行っています。
慢性的な痛みや冷え、自律神経の乱れでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
薬や注射に頼らず、心地よい温感とともに、自然治癒力を高めていく治療を目指します。
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