腰の痛み
腰の痛み

「長時間座っていると腰が重だるい」「朝起きると背中から腰にかけてこわばる」「動かすとズキッと痛む」
「足にしびれる感じがあって不安になる」——
腰や背中の痛みは、年齢や性別を問わず多くの方が経験する非常に身近な症状です。
一方で、仕事や家事、歩行、睡眠の質にまで影響を及ぼし、日常生活の大きな負担になることも少なくありません。
デスクワークや車の運転、スマートフォン操作、運動不足、ストレス、睡眠不足などをきっかけとして、痛みが慢性化するケースも多くみられます。
腰・背中の痛みの背景には、筋肉や筋膜の緊張、関節や骨格の負担だけでなく、神経の刺激や過敏化、血流の低下、
自律神経の乱れなど、複数の要因が複雑に関与していることが少なくありません。
そのため、湿布やマッサージ、安静だけでは十分に改善せず、「検査では異常がないと言われたが痛みは続いている」
「その場では楽になるが、すぐに元に戻ってしまう」といったお悩みを抱える方も多くいらっしゃいます。
最も多いタイプの痛みで、長時間の同一姿勢や急な動作、冷えなどにより筋肉や筋膜に過度な負担がかかって生じます。
画像検査で明確な異常が見つからない「非特異的腰痛」の多くがこのタイプです。
椎間板が変性し、中の組織が飛び出して、神経を圧迫することで、腰の痛みだけではなくお尻や脚のしびれ、放散痛が出現します。比較的若い世代にもみられます。
加齢などによって神経の通り道が狭くなっている状態です。立ったり歩いたりすると痛みやしびれが強くなり、座ると楽になるのが特徴です。高齢の方に多くみられます。
背骨の関節部分に炎症や変性が生じ、体を反らしたときや起床時に痛みが強くなるのが特徴です。
腰と骨盤をつなぐ仙腸関節に負担がかかることで、お尻や太ももの付け根に痛みが出ることがあります。
出産後やスポーツをされる方に多くみられます。
腎臓・膵臓・血管などの病気を原因として腰や背中に痛みが現れることもあり、痛みの性質が普段と異なる場合には注意が必要です。
腰・背中の痛みは、骨や筋肉だけでなく、姿勢、運動量、冷え、睡眠の質、ストレスなどの生活習慣や、自律神経の働きの乱れが重なって悪化・慢性化することも少なくありません。
次のような症状を伴う腰・背中の痛みがある場合は、神経・内臓・血管などの重篤な疾患が隠れている可能性もあるため、早めの医療機関受診が必要です。
これらに該当する場合には、必要に応じて適切な医療機関をご紹介いたします。
痛みを伝える神経やその周囲に局所麻酔薬を注入し、神経の興奮を鎮める治療です。
腰・背中の痛みに対しては、硬膜外ブロック、神経根ブロック、椎間関節ブロック、腰部交感神経節ブロックなどを症状に応じて選択します。
高周波エネルギーを用いて神経の興奮を抑える治療です。神経を温存しながら痛みを軽減するパルス高周波治療は、
慢性的な神経痛にも用いられます。
筋肉内の痛みの引き金となる部位に注射を行い、筋緊張を緩和します。筋・筋膜性腰背部痛に有効です。
深部まで届く光で血流改善と筋緊張緩和を図ります。注射が苦手な方にも適しています。
日常動作や作業姿勢、睡眠環境などを見直し、腰背部への負担軽減を図ります。
急性の腰痛は自然に軽快することもありますが、痛みが長く続くと神経が過敏になり、実際の組織の状態以上に強い痛みを感じやすくなる「慢性痛」の状態へ移行することがあります。
このような場合には、痛みの悪循環を医学的に断ち切る治療が重要になります。
当院では、神経ブロック、ラジオ波治療、トリガーポイント注射、近赤外線治療、生活指導などを適切に組み合わせ、
痛みの状態に応じて、日常生活への支障を軽減することを目標とした治療を行っています。
「腰や背中の痛みが続いている」「薬だけではつらい」「しびれが出てきて不安」など、腰・背中の痛みでお悩みの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
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